コラーゲンはお肌のハリのカギ！アミノ酸との関係は？

そもそもコラーゲンとは

コラーゲンはお肌をぷるぷるにするというイメージを持っている人は多いと思います。ゼラチンの原料もこのコラーゲンです。コラーゲンはたんぱく質の1つで、人間の体を構成するたんぱく質のうち、約25から30％がコラーゲンであるといわれています。

そのため、体重53キロの人ならなんと約3キロものコラーゲンがあるとされます。さらに、コラーゲンを構成するのはアミノ酸だといわれています。つまり、コラーゲン＝たんぱく質＝アミノ酸ということです。コラーゲンの70％は皮膚に存在しているといわれ、皆さんのイメージ通り、ハリやツヤにとても重要なものであることに間違いありません。

コラーゲンはお肌だけでなく、骨や血管、筋肉にも多く、さらに他のさまざまな部分に存在していて、人間の体には欠かせないものなのです。コラーゲンには29種類もの種類があり、お肌に存在するものはそのうち9種類と言われています。特にⅠ型、Ⅳ型、Ⅶ型の3つのコラーゲンが重要と言われていて、お肌のハリや弾力を保つために大切な役割を果たしています。

体内のコラーゲンは種類にかかわらず、年齢とともに減少してしまいます。また、身体の中で新しくコラーゲンを作る力も弱くなってしまうため、サプリメントや食品で補うことが大切です。

コラーゲンのはたらき

コラーゲンにはお肌を支える力があり、これがハリをつくっています。コラーゲンは繊維状になっていて、表皮を支えているのです。支える力がなければ、お肌はたるんでしまいますよね。お肌以外にも、コラーゲンの働きとしては、爪を丈夫にしたり、髪の毛を太くする働きもあります。これによって、ハリやコシのある髪の毛になります。

また、骨密度の低下をゆるやかにしたり、関節炎などの痛みを助けるなどの骨を丈夫にする働き、傷の治癒を助けるなどの働きもあります。

コラーゲンを減らさないためには

コラーゲンは加齢によって減ってしまうことが明らかになっています。25歳をピークに、40歳では約50％、60歳では30％に減ってしまうともいわれています。それにより、だんだんとシワやたるみが気になってくるのですね。

しかし、残念なことに、加齢によるコラーゲンの減少は止めることはできないのが現実です。コラーゲンを増やすことを考えてしまいますが、まずはコラーゲンを減らさないようにすうｒことが大切です。一つは紫外線対策をしっかりと行うことです、コラーゲンを生成するセインが細胞は紫外線に弱い特徴があります。そのため、夏に限らず、日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶるなどの対策が必要です。

次に、コラーゲンを増やすポイントとしては、コラーゲンの構成成分であるアミノ酸を複数種類とることが挙げられます。コラーゲンを摂取しても、コラーゲンのままでは吸収されません。一度アミノ酸に分解されてから吸収されます。アミノ酸の役割は、肌を支えたり、血管をしなやかに、爪・髪・骨を丈夫にするなどがあります。このことから、アミノ酸を摂取することがポイントになるのです。

アミノ酸を食事で摂るには

アミノ酸には必須アミノ酸と非必須アミノ酸があります。必須アミノ酸は体内で作られず、食事はらとる必要があります。必須アミノ酸は、肉や魚などの動物性タンパク質を含む食材に多いのが特徴です。

卵や牛乳にも含まれていますよ。アミノ酸は食事内容を工夫するだけで、簡単に取り入れることができるので、食事の見直しをしてみましょう。簡単に摂取するには、サプリメントなどを活用するのもおすすめです。また、ビタミンCも一緒に摂るようにしましょう。

コラーゲンが網の目構造を形成するときにビタミンCのサポートが必要と言われています。美肌や健康は1日では作られません。食事の内容を見直す、サプリメントで補うなどの工夫を重ねていくことが大切です。