保湿効果抜群!シアバターとは?
乾燥肌の原因
乾燥肌で悩んでいる人は多いですよね。乾燥肌は、お肌の水分も皮脂も不足した状態になっています。乾燥すると、つっぱった感じがしたり、かゆみが出ることもあります。
正常なお肌の状態では、お肌の一番外側にある角質層のバリア機能でが重要な役割を果たしています。バリア機能というのは、お肌の水分や脂質が蒸発しないようにしたり、外的な刺激からお肌を守っている機能のことです。
しかし、様々な原因でバリア機能が弱くなると水分が減ってしまいます。バリア機能を低下させる原因としては、お肌の新陳代謝であるターンオーバーの乱れ、空調による空気の乾燥、間違ったスキンケア、ビタミンBの不足、家庭にによる皮脂分泌量の減少、紫外線によるダメージなどが挙げられます。
乾燥肌を改善するには、生活習慣の見直しや紫外線対策などのほかにやはり毎日の保湿スキンケアが大切になります。
シアバターとは
保湿に良いといわれるシアバターですが、どんなものなのか知らない人も多いことですよね。シアバターはアフリカのサバンナに自然に生息しているアカテツ科のシアーの木の種からとれるものです。
アフリカでは薬品や燃料、食料品に使われています。特に、アフリカの乾燥した気候から守ってくれるとして天然の保湿クリームとして使われているのです。シアバターには精製したものと未精製のものがあります。精製されたシアバターは、不純物を取り除くことで製品を安定させています。
不純物の中には、酸化の原因になるものも含まれているので、それを取り除くことで安定した品質で保管しやすいというメリットがあります。精製されたシアバターは、白くて香りがないことが特徴です。日本で購入できるシアバターのほとんどがこの精製されたたタイプのシアバターです。
未精製のシアバターは、伝統的な製法で抽出され、化学薬品を一切使用していないのが特徴です。色は、白ではなくほんのり茶色や、クリーム色のようなものが多いです。
香りは、ココナッツやチョコレートのような甘い香りです。精製されていないため、あらゆる成分が残っており、これが美容に良いとされていますが、一方で製品の安定という面では不安定な面もあり長期間の保管には向いていないのでご注意ください。
シアバターの効果
シアバターの効果には、保湿作用はもちろんその他にも、抗炎症作用、老化防止、抗酸化作用、皮膚軟化作用など美肌にうれしいものがたくさんあります。シアバターに含まれるオレイン酸は、人の皮脂に多く含まれていて、肌になじみやすいのが特徴です。
そのため、シアバターもお肌になじみやすく保湿効果が抜群なのです。水分をしっかりとどめて、ツヤのあるお肌をサポートしてくれます。シアバターは紫外線からお肌を守る効果もあります。
外出のときの日焼け止めの役割や、日焼けのあとの炎症を抑える役割も果たしてくれます。また、シアバターにはビタミンEを豊富に含んでおり、老化防止にも効果があります。
シアバターの使いかた
シアバターは髪の毛、顔、全身に使うことができます。そのうえ、赤ちゃんでも使えるので、とても安心ですよね。唇のかさつきが気になるときにはリップケアとして、髪の毛の広がりやパサつきが気になるときには髪の毛にも使えます。
お肌の乾燥が気になるときに効果的なおすすめの使いかたは、まず化粧水などでうるおいを与えて、シアバターでうるおいが逃げないようフタをするという使いかたです。使うときの注意点としては、使う量をあまり多くしないようにすることです。
油分が多いため、つけすぎるとベタベタしたり、オイリー肌になることもあります。しかし、シアバターは男女問わず、また年齢も問わず誰でも使えるので、自宅に1つあると良いですね。